大北果樹園

外部ページURL

柑橘の黄色と余白をいかし
農園のストーリーを伝えるお取り寄せサイト

本記事では、高知県安芸市の柑橘農園「大北果樹園」が運営するお取り寄せ・通販サイトを、Webデザインの見本として読み解きます。土佐文旦や高知の柚子を扱うこのサイトは、商品を並べるだけでなく、農園が積み重ねてきた物語を丁寧に見せる情報設計が特徴です。

高級フルーツギフトや土佐文旦の通販を検討する読者にとって、どのような画面構成が「贈りたくなる気持ち」を後押しするのか。ファーストビューから配色、写真の使い方、回遊の導線までを順に分析していきます。

ファーストビューで柑橘畑の世界観を先に見せる

結論から言うと、このサイトのファーストビューは「どんな場所で、どんな柑橘が育つのか」を写真で先に伝える設計です。画面いっぱいに広がる柑橘畑の写真が最初に目へ飛び込み、黄色く実った果実と山の斜面が世界観を一瞬で説明します。

ヘッダーの四隅には手描き風の柑橘や葉のイラストがあしらわれ、写真の上には手書き調のキャッチコピーが重ねられています。硬い企業サイトというより、農家の人柄が伝わる柔らかな入り口になっており、贈り物を扱うサイトとして効果的に働いています。

柑橘を象徴する黄色を軸にした配色

配色は、白を基調にしながら柑橘そのものの黄色をアクセントとしてまとめています。文旦や柚子の実の色をブランドカラーのように扱うことで、写真とUIの色が自然につながり、全体に統一感が生まれています。

白と黄色のコントラストで視線を導く

セクションの見出しやアイコン、区切りの帯には鮮やかな黄色が使われ、白い背景の中で読者の視線が自然に要点へ向かいます。文字色は濃いグレーや黒でまとめられ、黄色が主張しすぎないバランスに整えられています。

余白で写真の色を引き立てる

各セクションはたっぷりとした余白で区切られ、果実や畑の写真が持つ本来の色が引き立つよう配置されています。情報を詰め込みすぎず、一つひとつの要素をゆっくり見せる間合いが、落ち着いた印象につながっています。

ストーリーを読ませる情報設計

大北果樹園のサイトは、上から下へスクロールするだけで農園の物語を追える構成です。ギフトの紹介から始まり、畑を受け継いだ経緯、こだわり、暮らしの様子、取扱品目、問い合わせへと、読者の関心が高まる順番で情報が並びます。

セクションを示すアイコンと英語ラベル

各セクションの冒頭には小さな黄色いアイコンと英語の見出しが添えられ、今どのテーマを読んでいるのかがひと目でわかります。日本語の見出しと英語ラベルを組み合わせることで、雑誌の誌面のような読みやすいリズムが生まれています。

物語を段階的に見せる縦スクロール

祖母が守ってきた畑を孫が受け継いだという背景が、写真とテキストを交互に置きながら語られます。文章と画像が交互に現れることで単調さがなくなり、最後まで読み進めたくなる流れがつくられています。

写真とトーン&マナーで伝わる温度感

このサイトの印象を大きく左右しているのが、写真のトーンです。園主が畑に立つ様子、仲間と並ぶ集合写真、街路市でお客さまと接する場面など、人が写り込んだ自然な写真が多く使われています。

ギフトの梱包写真では、再生紙を用いたナチュラルな包みが柔らかな光の中で撮られ、受け取ったときの温かさが伝わります。作り込みすぎない素朴な写真表現が、農園の等身大の雰囲気とよく合っています。

取扱品目を見せるカード型レイアウト

取扱品目のセクションでは、土佐文旦・黄ゆず・青ゆずの3つが横並びのカードで整理されています。それぞれに写真、名称、特徴、旬の時期が同じ枠組みで並び、読者が違いを比べやすい構成です。

土佐文旦は1月から5月下旬にかけての柑橘で、高知県の特産品として親しまれています。黄ゆずは11月から翌1月、青ゆずは8月中旬から9月下旬が旬とされ、料理の風味づけにも使える柚子として紹介されています。カードの形をそろえることで、季節ごとの選びやすさが視覚的に伝わります。

回遊を支えるUI/UXと問い合わせ導線

ページ下部にはInstagram(@ookita_orchard)のフィードが写真グリッドで並び、日々の農園の様子を見せる窓口になっています。SNSと連携させることで、サイトを離れても農園とつながり続けられる導線が用意されています。

最下部には問い合わせフォームと連絡先が配置され、商品やイベントについて相談できる入口が整えられています。お取り寄せや通販のサイトとして、閲覧から連絡までの動きが一つの流れに収まっている点は、UI/UXの面でも参考になります。

まとめ|物語ごと届けるお取り寄せサイトの見本

大北果樹園のサイトは、柑橘の黄色を軸にした配色、たっぷりの余白、人物写真の温度感、そして縦スクロールで読ませる情報設計によって、「モノより先にストーリーを伝える」という考え方を形にしています。高級フルーツギフトや土佐文旦の通販を扱うサイトを設計するうえで、確かな見本と言えます。

青ゆずや黄ゆずをたっぷり味わい、ゆずのレシピで大量消費を楽しみたい方は大北果樹園の公式サイトで、農園の世界観と旬の柑橘をあわせて確かめてみてください。