兵庫県播磨町の工務店「MatsuHome」の公式サイトは、住まいそのものの心地よさを画面越しに伝えることを狙った、写真主導のデザインでまとめられています。大きな住宅写真とゆとりある余白を軸に据え、加古川市や明石市を含む周辺エリアで注文住宅を検討する読者が、会社の空気感を直感的につかめる構成になっています。この記事では、Webデザインの見本を探している方に向けて、ファーストビュー・情報設計・視線誘導・導線という観点から、このサイトの表現を具体的に読み解いていきます。
結論:写真とゆとりで「暮らし」を見せる住宅サイト
先に結論をお伝えします。MatsuHomeのサイトは、住まいの写真を主役に置き、装飾を抑えた静かなトーンで全体をまとめることで、暮らしの世界観を落ち着いて見せることに成功しています。機能を文字で説明するより先に、完成した家の空気感を写真で伝える姿勢が一貫しています。
住宅や工務店のサイトは情報量が多くなりがちですが、このサイトは各セクションを大きく区切り、余白をたっぷり取ることで、読者が内容を一つずつ受け止められるよう設計されています。ビジュアルによる訴求と情報整理のバランスが取れた、住まい系サイトの見本として参考になる作りです。
ファーストビュー:住宅写真とキャッチで世界観を提示
トップページを開くと、住まいの写真が画面を大きく占め、その上に「あなたらしい暮らしをデザインする。」というキャッチコピーが重ねられています。細かな説明を並べる前に、家づくりへの姿勢を短い言葉と一枚の写真で伝える構成になっており、読者は入り口の段階で会社の方向性を感じ取れます。
ファーストビューには複数の写真を切り替えるスライド形式が採られ、画面には「SCROLL DOWN」の案内と前後への送りが添えられています。大きな写真に見入る読者へ、次に下へ読み進めるよう静かに促す視線誘導が丁寧に組み込まれている点が特徴です。
ヘッダーと行動導線の役割分担
画面上部のヘッダーには、ロゴとともに電話番号や「資料請求」「お問い合わせ」への入り口が置かれています。世界観を伝えるファーストビューと、行動につながるヘッダーの要素を役割で分けることで、写真に集中させつつ、問い合わせたくなった読者がすぐ次へ進める設計になっています。
情報設計:英語ラベルと日本語で見出しを二段化
各セクションの見出しは、「Event」「Works」「Lineup」「Contents」といった英語表記を大きく置き、その下に日本語の案内を添える二段構成になっています。視覚的なアクセントとしての英語ラベルと、内容を正確に伝える日本語を組み合わせることで、デザイン性と分かりやすさを両立させています。
コンテンツは、家づくりのイベント、施工事例、商品ラインナップ、リフォーム・リノベーション、コラムという流れで並び、初めて訪れた読者でも会社の全体像を上から順に把握できるよう整理されています。加古川市で注文住宅を検討する読者が知りたい順番を意識した構成だと読み取れます。
カード型レイアウトで事例と商品を見せる
施工事例や商品ラインナップは、写真を主役にしたカード型のレイアウトでまとめられています。事例のセクションには、播磨町の平屋や加古川市の注文住宅、明石市や稲美町の住まいなど、地域とテーマの異なる実例が並び、それぞれの特徴が短い言葉で添えられています。読者が自分の暮らしに近い事例を探しやすい見せ方です。
商品一覧では、完全自由設計のフルオーダー住宅「i-style」と、コンセプトを持つセミオーダー住宅「STYLE FIT」が、それぞれ写真とともに紹介されています。二つの選択肢を対等に見せることで、読者が自分の希望に近いほうを直感的に選びやすい設計になっています。
余白・写真・視線誘導:静けさをつくる要素
このサイトの落ち着いた印象を支えているのは、たっぷりとした余白の使い方です。セクションとセクションの間、写真とテキストの間に十分な空間を取ることで、一つひとつの要素が窮屈にならず、読者がゆったりと情報を受け取れます。余白は情報を減らすためではなく、見せたい要素へ視線を集めるために使われています。
写真はいずれも実際の住まいや室内を写したもので、木の質感や光の入り方まで感じ取れる仕上がりです。完成した住まいの雰囲気を、言葉より先に写真が伝える役割を担っています。装飾を足すのではなく、写真と余白、そして見出しの三つで秩序を作る姿勢が、ページ全体を通して一貫しています。
ボタンと導線の一貫性
各セクションの末尾には、「施工事例へ」「商品一覧へ」「リフォームへ」といった、詳しい内容へ進むための入り口が置かれています。形と位置をそろえてボタンを配置することで、サイト全体の導線に統一感が生まれ、どこを押せば次に進めるかが迷わず分かるようになっています。
回遊性と信頼づくり:コラムとイベントの見せ方
トップページからは、土地選びや地盤、海の近いエリアで家を建てる際の考え方など、家づくりを検討する読者の疑問に寄り添うコラムへたどり着けます。読者の不安に先回りする話題を用意しておくことは、事業者への信頼を静かに積み上げる工夫として機能しています。
相談会などのイベント情報がトップから確認できる点も、読者との接点を増やす作りです。各ページの下部には資料請求やお問い合わせ、営業時間の案内が繰り返し置かれ、どこまで読み進めても次の一歩へ進める入り口が視界に入ります。検討期間が長い住まいづくりで、オンラインの情報収集からリアルな相談へ橋渡しする導線が整っています。
まとめ:加古川市で新築一戸建てを考える人に見てほしいデザイン
MatsuHomeのサイトは、住まいの写真を主役にした静かなビジュアル、英語ラベルと日本語を組み合わせた見出し、カード型で事例や商品を見せる情報設計、そして繰り返し配置された問い合わせ導線が、無理なくまとまった見本といえます。装飾で驚かせるのではなく、写真と余白で世界観を丁寧に伝える姿勢は、暮らしという長期的なテーマを扱うサイトづくりの参考になります。
播磨町に拠点を構え、加古川市や明石市など近隣エリアの注文住宅・リフォームを手がける工務店であり、その姿勢がデザイン全体ににじんでいる点も見どころです。写真の見せ方や余白の取り方に関心のある方は、実際のサイトで体感してみてください。







